DVD第2弾で発売された『レッドクリフ2』店頭で大きく取り上げられ
販売されていたこともありご存知の方も多いと思います。

内容は中国の有名な歴史『三国志』の中の『赤壁の戦い』を映画化したもの
この『レッドクリフ』と同じくして『三国志』を映画化したものが同時期にもう一つあり
今回はそちらをご紹介させて頂きます。

タイトルはとてもわかりやすい『三国志』

『レッドクリフ』は ※呉 の周愉が主役でしたが、

この作品の主役は ※蜀 の趙雲

最初は幽州の公孫讃に仕え、後に除州での敗戦で散々になった

劉備三兄弟の二弟 関羽が未を寄せていた曹操から

劉備の元へと逃避行中に出会い劉備に仕える事となる。

この長々とした歴史を語っていたら尺が長くなるので映画での始まりは…

歴史物のお約束!?

まずは語りから!!語部は羅平安というメタボヲヤジ

この映画の最後まで登場し、ドジで味噌っかすですね。

この平安は劉備に仕える兵卒で、その劉備軍に徴兵の際に志願してきた趙雲と

出会い ※同郷 ということもあり兄弟の契りを結ぶという歴史と全く関係ない意外な展開に!!

ちなみに、この平安の味噌っかす振りと間にちょこちょこと挟む語り口が意外とオススメ!!

出会いから趙雲の助けもあり平安は劉備の家族の護衛という出世を果たす。

そして、ここでもドジっぷりを発揮し曹操から民を引き連れ逃避行中の劉備の家族を

護衛中に見失ってしまい、怒った劉備三兄弟の 三弟 張飛 に切り殺されそうになる。

ここで趙雲が平安を助けようと割って入って、関羽・張飛 とのアクションシーンに突入!!

こちらはなかなかのものでした。

ちなみに、歴史上ではこのようなシーンは聞いた事はありません。

結果、劉備が趙雲を気に入り止めに入る。

趙雲は平安の失態を補う為、劉備の家族を救い出すことを志願する。

その際に、劉備から自らが愛用して来た鎧兜を趙雲に与えられ

それを身に付け ※単騎 で大群曹操軍の中へ…このシーンが趙雲を有名人にした

歴史上でも語られている『長坂波の戦い』である。

ここでのアクションシーンもなかなかのものでした。

ちなみに、歴史上で劉備の鎧兜を与えられたのは劉備が ※蜀 を攻める際に張飛に帰順した。

老将軍 厳顔である。

この『長坂波の戦い』で功績をあげた趙雲は将軍として位を授かった。

以降、数多の戦いを潜りぬけ ※蜀 の ※五虎大将まで上り詰める。

※五虎大将は劉備の命令を受け、各々戦いへと赴いていくが

戦況は劉備に傾く事はなく ※五虎大将 は趙雲だけとなってしまう。

そこから更に時は流れて、趙雲もいよいよおじいちゃん!!

LASTSCENEも目前!!

ここまで数多の戦いで負け知らずの趙雲は常勝将軍と呼ばれていた。

この頃には、既に劉備・曹操はこの世にはおらず

※蜀 は ※丞相 諸葛亮が指揮を取っていた。

諸葛亮は劉備の悲願でもあった ※北伐 を決意する。

この ※北伐 が趙雲の最後の戦となる…

感動!?のLASTSCENEはご自分の目でどうぞ。

ここまで書いていきながらごめんなさい。

ちなみに、この『三国志』を歴史と照らし合わせながら書いてきたのは

裏ジャケに大きく『三国志完全映画化』と書いてあったからである。

結論からいうと大きく異なっております。

この映画のオススメは味噌っかすキャラの平安とその語り

意外とリアルだった関羽の『青龍厭月刀』・張飛の『八尺蛇矛』や五虎将軍の鎧兜

迫力あるアクションシーンですかね。

イケテナイところは説明や人物紹介が少なすぎるところですね。

長々と書かせて頂きましたこの作品

三国志好きな方は一度ご覧になって下さい。

いろいろな面で面白いと思います。